ナイジェリアで村襲撃65人死亡 ボコ・ハラムか <br />2016年2月1日 9時41分 <br />西アフリカのナイジェリアの北東部の村が、地元のイスラム過激派組織、ボコ・ハラムによるとみられる襲撃を受け、ロイター通信によりますと、少なくとも65人が死亡しました。 <br />ナイジェリアの北東部の村に、30日、武装集団が車やバイクで乗りつけ、銃を乱射したり家に火をつけたりしたほか、3人の女が身に着けていた爆弾を爆発させました。 <br />この襲撃について、ロイター通信は現地の病院で確認した情報として、少なくとも65人が死亡したと伝えていますが、80人以上が死亡したという情報もあり、最終的な被害者の数はまだ分かっていません。 <br />メディアは、目撃者の話などから、地元のイスラム過激派組織、ボコ・ハラムの犯行だとしています。 <br />また31日にも、ナイジェリアの隣にあるチャドの村で、ボコ・ハラムの犯行とみられる2件の自爆テロが相次ぎ、3人が死亡、56人がけがをしたということです。 <br />過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓うボコ・ハラムは、ナイジェリアやその周辺国で襲撃を繰り返し、拉致した女性に自爆テロを強要するなど残虐な手口をエスカレートさせています。 <br />これまでに1万7000人が殺害され260万人以上が避難を余儀なくされるなか、ナイジェリア政府や周辺国が軍事作戦を展開していますが、歯止めをかけられない状態が続いています。